
子犬を家族として迎えるにあたって・・・
<心構えと準備>

犬を飼育する際は、命ある犬の適正な飼育に責任を負い、犬の生態や習性及び生理を理解し、あなたの家族の一員、パートナーとなる犬に愛情を持って取り扱うことが大切です。
種々の価値観や感情がある社会の中で、飼い主とその近隣住民などとの間でトラブルが発生したり、感情的な対立を引き起こさないよう、適正な飼育が必要となります。
犬を飼う前に飼い主としての最低限の責任を果たせるかどうかをチェックしてみて下さい。
□ 犬と過ごす十分な時間を持てる?
□ あなたのお住まいはペット飼育が可能ですか?
□ 家族みんなが「家族の一員となる犬」を迎え入れることに賛成している?
□ 犬が快適に過ごせる環境は、その犬類や個性によって千差万別。
飼う前にその動物の特性をしっかり習得し て、飼う為に必要な環境を準備できる?
□ 犬が家族の一員として社会に受け入れられる為にもしつけが必要です。
正しい知識を持って、正しいしつけを時間をかけて行う余裕がある?
□ これから10年以上犬と生活する事になります。
犬の生涯を通してしっかり世話をしてあげられる用意はある?
□ 子犬の時期はほんの少しです。あっという間に成長し、そして老いて介護が
必要となっても今までと変らない愛情を注いであげられる?
□ 食費・予防措置・美容費・ワクチン・フィラリア予防など定期的にかかる費用のほか、
去勢・避妊費用、病気になった際の治療費は準備できる?
□ ご家族の中に犬アレルギーの人はいませんか?
□ 家族の不在中にどこに預けるかなど、犬も家族の一員として考えてあげられる?
チェックリスト




必要なものを購入
ハウス(ケージ・クレート・キャリー)
ハウスは犬にとってとても安心していられるスペースです。犬が安心できる場所にしておくと来客時やお留守番の時などそこで大人しくしてくれます。
首輪・リード
小さいうちから首輪に慣れさせておきましょう。首輪は人の指が1~2本軽く入る程度に着けてあげます。
食器・水飲み器
子犬の時はひっくり返したりしますので底が安定したものやかじっても壊れない物を。
トイレ・ペットシート
子犬の時はトイレの失敗も多いですが、必ず覚えます。根気よく付き合ってあげましょう。
食事・おやつ
急に餌が変わるとおなかを壊したりすることがあるので、今まで食べていた物と同じものをあげます。餌を変える時は一週間くらいかけて切り替えてあげましょう。
おやつの役割は「ご褒美」「コミュニケーション」「遊び」「サプリメント」などがあります。
ブラシ
こまめにブラッシングをする事で、皮膚病などの予防ができます。また、体や皮膚の病気や異常を発見することも出来ますし、愛犬とコミュニケーションもとることができます。








犬にとって、子犬の時期の遊び方と、最初の一年間のつきあい方が、その後の犬の一生のすべてを決定すると言っても過言ではありません。
犬は、賢くて無邪気でとてもカワイイものです。
上手に育てると家族の会話をどんどん理解して、命令などにも的確に応えてくれる素晴らしいパートナーとなります。
賢いということは、それだけ感受性が強く、家族に求めてくるものが大きいということで、接し方や育て方を間違えると、 問題犬にもなりやすくなるということを忘れてはなりません。犬を飼う前に、飼い主として最低限の知識を持つ事はとても重要です。
犬の顔を見ていると、可愛さのあまりついつい甘やかしてしまいますが、擬人化や溺愛をしてしまうと犬が飼い主の言うことを聞かず威嚇や噛み付いたりする権勢症候群(アルファーシンドローム)という最悪な問題行動につながってしまいます。
わがままな犬に育てないよう正しく育てましょう。
しつけの知識を家族で共有
東京都福祉保健局が発行する動物愛護読本 「犬を飼うってステキです-か?」「犬を飼うということ」がどういうことなのかを分かりやすく教えてくれます。
ぜひご一読ください。
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